交野市星田にある治療院です。痛みにお困りでしたら、ご相談ください。

本日、グループラインの連絡の中で、「明日ヘルニアの手術することになったので、会合に参加できない」との連絡をもらいました。
詳細は聞いておりませんが、「えっ!?」という感想でした。
皆さんはヘルニアの中で、無症候性ヘルニアというものをご存じでしょうか?これは、ヘルニアがあっても自覚症状が何にもないというものです。無作為に抽出した人を対象にMRIを撮影すると、7割の方にヘルニアの所見が発見されたという報告があります。この人が、後に腰痛などを発症するとヘルニアが原因なので手術しましょうと言われてしまいます。
医師が画像のみで診断を行い、状態を把握していない時に手術で対処されることが多くなっています。そうなると無症候性ヘルニアはスルーされてしまうことが多いです。本来は理学所見、一般には筋力テスト、感覚テスト、反射検査などが行われ、画像と相違なしと診断が下るわけです…。
ですが、日本の多くの整形外科のお医者さんは上記の判断にすぐにたどり着いて手術に踏み切ります。私が長年理学療法士として勤務している中で、理学所見を併用し診断し手術の前に理学療法へ依頼する先生はお1人だけでした。その先生との仕事では手術を回避できるケースは何十例とありました。その度に患者さんからは感謝の言葉を頂戴いたします。
今回の友人も早めに話をしていてくれれば力になれたかも知れないと思うと寂しい気持ちとなってしまいます。また、後に話を聞いてご報告できればと思います。
はやく良くなってほしいです。