交野市星田にある慢性的な【腰痛】改善を中心とした施設、身体機能向上研究所 ThePhysioです。痛みにお困りでした、ご相談下さい。

本日から、6月です。宣言解除から少しずつ元気を取り戻しつつある日本。第二波に十分注意しながら皆さん一緒に乗り越えしょう!
普段から腰痛の話しをさせて頂いておりますが、今日は分類される15%の話しです。腰痛を訴える方は全国民の1割程度いる。という話しを致しました。その15%は特異的腰痛と呼ばれるものに相当します。
厚生労働省のホームページから見ることが出来る腰痛対策の資料です。参考にされる方はご一読ください。
この特異的腰痛というのは何か?
レントゲンやMRIでの画像所見で発見される物です。
- 腰椎椎間板ヘルニア4~5%
- 脊柱管狭窄症4~5%
- 圧迫骨折 4%
- 感染性脊椎炎や癌の脊椎転移 1%
- 大動脈瘤、尿路結石などの内臓疾患1%
といった具合に15%の腰痛は、上記の原因から起こる痛みのことです。
特異的腰痛は注意が必要でして、重篤な脊椎疾患(腫瘍,炎症,骨折など)の合併を疑うべきred flagsがあります。
- 発症年齢(20歳または)55歳
- 時間や活動性に関係のない腰痛
- 胸部痛
- 癌、ステロイド治療、HIV感染の既往
- 栄養不良
- 体重減少
- 広範囲に及ぶ神経症状
- 構築性脊椎変形
- 発熱 HIV
腰痛診療においては,全腰痛の1~5%程度と言われている「重篤な疾患に起因する腰痛」を絶対に見逃さないことが大事です。重篤な疾患の可能性を示唆する臨床的サイン(red flags)のいずれかに該当する場合は,転移性脊椎腫瘍,脊髄・馬尾腫瘍,化膿性脊椎炎,椎体骨折,解離性大動脈瘤,強直性脊椎炎,閉塞性動脈硬化症,馬尾症候群などが存在する可能性があり,適切で早急な診断と治療が必要となります。
中には命の危険を伴う事があるので、とりわけ注意する必要があります。私がよく経験していたのが、圧迫骨折を持っていたというケースです。これは、何かおかしいな?と疑問を持ちながら治療をしていて、医師に報告して撮影の依頼をしていました。レントゲンを撮影したら、やっぱり骨折していた。という事がよくありました。
ホンマかいな?と思われる方もおられるかと思いますが、割と頻度は多いと思いますよ。一度長引く腰痛があるなら、レントゲンを撮影してみてください。何もないよという方は85%に相当するかもしれませんので、一度ご連絡ください。何かお役に立てる事があるはずです。